【JavaScript】var, let, const の違い
JavaScriptのサンプルコードを見ていると変数宣言時のキーワードに var、let、const が使われています。この3つのキーワードの違いって何だろう？と疑問に思ったので、この3つのキーワードの違いについて超ザックリと調べてまとめました。
var
varで宣言した変数は再宣言・再代入が可能。変数のスコープは関数スコープ。関数 one の中でvarで宣言した変数 x は関数スコープなので同じ関数内からアクセスできる。
function one() {
var x = 0; // 変数 x の宣言
console.log(x); // 0を出力var x = 1; // x の再宣言
console.log(x); // 1を出力x = 2; // x の再代入
console.log(x); // 2を出力}
function two(){
console.log(x); // スコープ内に x が無いのでエラー
}
関数 two は変数 x のスコープの外（変数 x が宣言された関数の外）なので、変数 x にアクセスできない。
let
letで宣言した変数は再宣言は不可、再代入は可能。変数のスコープはブロックスコープ。
function three(){
let x = 0;
console.log(x); // 0 を出力
let x = 1; // 変数 x が宣言済みなのでエラー
console.log(x); // 0 を出力
x = 2; // x に再代入 0 を出力
console.log(x) //2 を出力if (true){
console.log(x); // 2 を出力
x = 3; // x に再代入
let y = "a"; // 変数 y を宣言
}console.log(x); // 3 を出力
console.log(y); // y が宣言されていない（スコープ外）のでエラー
}function four(){
console.log(x); // x が宣言されていない（スコープ外）のでエラー
console.log(y); // y が宣言されていない（スコープ外）のでエラー
}
関数 three 内で定義した変数 x は、そのブロック内にスコープがあるため if文の中もスコープ範囲であること、再宣言ができないことがわかる。関数 fourは変数 x のスコープの外なので変数 x にアクセスできない。
if文の中で定義した変数 y のスコープはif文のブロック内だけなので、その外の関数からはアクセスできない。関数 four からも変数 y にアクセスできない。
const
再宣言、再代入が不可。変数のスコープはブロックスコープ。
function five(){
const x = 0;
console.log(x); // 0 を出力
const x = 1; // const は再宣言不可なのでエラー
console.log(x); // 0 を出力
x = 2; // const は再代入不可なのでエラー
console.log(x); // 0 を出力
if (true){
console.log(x); // 0 を出力
const y = 3;
}
console.log(y); // y が宣言されていない（スコープ外）のでエラー
}function six(){
console.log(x); // x が宣言されていない（スコープ外）のでエラー
console.log(y); // y が宣言されていない（スコープ外）のでエラー
}
const で宣言した変数のスコープは let で宣言した変数と同じブロックスコープなので、関数 five 内で定義した変数 x は、 if文の中もスコープの範囲内であること、再宣言ができないことがわかる。また関数 sixは変数 x のスコープの外なので変数 x にアクセスできない。
同様にif文の中で定義した変数 y のスコープはif文のブロック内だけなので、そのスコープ外の関数からはアクセスできない。関数 six からも変数 y にアクセスできない。
最後に
以上、var、let、constの違いについて超ザックリとまとめてみました。この記事がお役に立てたら嬉しいです。
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